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前立腺肥大症

前立腺とは?

前立腺は男性だけにある臓器です。
前立腺は膀胱の下にあり、尿道を取り囲んでいます。

前立腺液は精液の一部となる前立腺液を分泌します。

正常な前立腺の大きさの場合

 

前立腺肥大症とは?

前立腺は加齢と共に大きくなります。肥大する前立腺の大きさや形には個人差があります。

正常な前立腺の大きさは、クルミ大の大きさで、20g以下と言われています。20g以上の大きさになると前立腺肥大症と診断され、50g以上の大きさになると重症の前立腺肥大症と診断します。時には100g以上の大きさになることもあります。

 

前立腺肥大症の場合(前立腺が大きくなり、尿道が狭くなっています)

 

症状

症状としましては、前立腺が大きくなった影響で尿道が狭くなり、尿が出にくくなります。

他に頻尿、残尿感、尿漏れなどの症状も認めます。

当院での検査としましては、超音波検査(エコー)で前立腺の体積や残尿量を評価します。

残尿とは排尿した後も膀胱内に尿が残っている状態で、排尿障害のサインとなります。

他、尿検査や前立腺癌の腫瘍マーカー(PSA)を測定します。

治療

治療としましては、まずは薬を内服します。薬としましては、尿が出やすくなるα1ブロッカー剤、前立腺体積を小さくするデュタステリドや過活動膀胱の薬など症状に合わせて処方致します。内服だけで症状改善が困難と判断した場合は、近隣の病院へ手術するために紹介致します。

※前立腺肥大症を有する方は、アルコール摂取や感冒薬の影響で尿閉(尿が出なくなり膀胱内に尿が大量に貯まった状態)を来すことがあります。普段から尿が出にくく感じる方は早めに御相談下さい。

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